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2025.01.01
さて、現在の暦にある「元日」は1948年に制定された休日法に基づく
国民の休日となっています。これは1月1日その日を表す言葉(意味)である一方
「元旦」はその日の午前を指す言葉です。「旦」は朝日を指す言葉、元は初めの意味があるため
元日の朝を示す言葉なのです。
「一年の計は元旦にあり」(物事は最初が肝心)との諺にもあるとおり
元日は一年の計画や目標を決める日でもあります。(”元旦”なので午前中ですね。)
今年こそは!そう心に誓ってもなかなか実行に移せないもの。
一年の計は難しくとも、せめて縁や福は是非にでも招き入れ
素敵な一年にしたいものです。
ではどうするべきか。
一年の始め「何事も最初が肝心」ですので、"福”を招くために行なってはいけない(と言われている)禁忌をご紹介しましょう。
元日は数多の神様が至る所に宿る大変おめでたい日とされています。
そのため禁忌を破ると凶事を招くとして古くからの風習が残っています。
・包丁を使っていはならない(料理をしない)
→ 縁を切ることから
・掃除をしてはならない
→ 神様を掃き出してしまうことから
・洗濯をしてはならない
→ 福を洗い流してしまうから
・入浴してはならない(洗ってはならない)
→ 福が水と一緒に洗い流してしまうから
・火を使ってはならない
→ 火の神様を怒らせるから
・喧嘩をする
→ 良い縁を切ってしまうから
・お金を使わない
→ 散財する一年となってしまう(お賽銭は別)
いかがでしょうか。
現代の生活に置きて考えると、それは勘弁!というものもありますね。
現在は3日までを三が日=お正月として認識していますが、地域により17日、10日、15日までとする地域もあるようです。皆様がお住まいの地域はいかがでしょうか。
正月は「松の内」とも呼ばれ門松を飾ります。
ここで先ほどの禁忌に関わりますが、正月は年神様が服をもって訪問される期間です。つまり、掃除や水仕事で神様を洗い流してしまうことからタブーとされています。
地域により異なりますが、他にもいくつかの風習があるようです。
現代人の生活に馴染まないこともありますが、できる範囲で実践して
幸福で実り多い一年を送りましょう。