2022年からミツオカディーラーグループのアンバサダーに就任した俳優の西岡徳馬氏に、キャデラックXT5が納車されたのでインタビューさせていただきました。
集:西岡さんはかなりの車好きとお伺いしているのですが、これまでにアメリカ車を所有した経験はおありですか?
西岡:それがないんですよ。今回、「納車前に少し練習されてはいかがですか?」とミツオカさんにご提案いただき、キャデラックXT5の試乗車をしばらくの間お借りして乗ったんですが、これが初めての経験です。
ただ、僕の親父がアメリカ車好きで、僕が幼少の頃にも所有していたんですよ。ですから、アメリカ車の助手席や後部座席には子供の頃はよく乗っていました。
編集:西岡さんの幼少期というと、1950年代くらいですか? その時代に個人でアメリカ車にお乗りとは、すごくハイカラなお父様ですね。
西岡:僕は横浜出身なんですが、当時は周囲にアメリカ車に乗ってる人はまったくいませんでした。また、親父が乗っていたのがグリーンの大きなフォード車だったんですが、その頃の日本車にはグリーンなんてボディカラーはなかったですからね。もう目立って目立って。母親は嫌がってましたが(笑)。
親父はクルマだけでなくゴルフも好きで、芦ノ湖のゴルフ場にしょっちゅう行ってたんですが、「箱根の山で追い越しが出来る」というパワーもアメリカ車に乗っていた理由だったみたいです。
僕は大学を卒業するまで実家に住んでいたんですが、1960年代もサンダーバードとかマスタングに乗ってたし、死ぬ間際まで3代目のマスタングを所有してたほどクルマ好きな親父でしたね。
編集:素敵なお父様だったんですね。そんな環境でお育ちになったという事は、西岡さんが免許を取得されて最初に乗ったのはお父様所有のアメリカ車だったのでしょうか?
西岡:いえ、普通の日本車、親父の会社の社用車でした(笑)。
編集:アメリカ車は所有した経験がないとのことですが、これまではどういったおクルマにお乗りだったんでしょう?
西岡:ジャガー、ポルシェ、ベンツ、色んなクルマに乗りましたね。今回、ミツオカさんからキャデラックを貸与していただく事になって入れ替えとなりましたが、ごく最近まで乗っていたのがEクラスのクーペで、今現在も所有しているのは、主に妻が乗っているBMWミニ・クーパーだけです。
編集:これまでに所有された愛車の中で、最も印象に残っているおクルマを教えてください。
西岡:それぞれに思い出はありますが、一番はアウディのTTです。そんなに大きなクルマじゃないのに、リアハッチを開けるとゴルフバッグがポンと簡単に2セット積めるんですよ。全長が短いから取り回しが楽だし、自分一人か、誰かと二人でゴルフに行くには最高のクルマでしたね。
編集:なるほど。ところで「お試し期間」的なカタチでお乗りになったキャデラックXT5はいかがでしたか? 年式と色こそ違いますが、本日から愛車となるXT5と基本的には同じクルマですが?
西岡:全然楽でした(笑)。力があるし静かだし視界は良いし「さすがキャデラック」という感じでした。
最新の運転支援システムに関しては、最初は「え?なんでシートが振動するの?」と戸惑いましたが、慣れてくると「これは助かるなぁ」と思う様になりました。
編集:視界の良さに関しては、着座位置の高さも影響しているのかもしれませんね。「セーフティアラートドライバーシート」に関しては、機能を知らないとビックリするでしょうね(笑)。
ところで、サイズ的な問題は感じませんでしたか? XT6やエスカレードほどではないにしろ、4825×1915×1700mm(全長×全幅×全高)というボディサイズは、これまで西岡さんが所有されたおクルマの中では最大だと思うのですが?
西岡:大きさについてはとくに不便は感じませんでしたね。もしかしたら左ハンドルというのが良いのかもしれません。
実は僕はつい先日まで、映画の撮影で8ヶ月くらいカナダに滞在していたのですが、向こうで乗っていたのがフォードのエクスプローラーだったんですよ。あれも左ハンドルのSUVだし、左ハンドルから左ハンドルに乗り換えたから自然に移行出来たのかも?
そういえば帰国する際に知人から「右側通行から左側通行に戻るから気をつけなよ」と忠告されたんです。僕ももう歳だし、右側通行で左ハンドルを運転していた状態から、いきなり右ハンドルで左側通行になったら戸惑っていたかもしれませんね(笑)。
編集:ハンドルの左右にも相性がありますし、「日本の道路交通事情では、ボディが大きくなればなるほど左ハンドルの方が楽」とおっしゃる方もいらっしゃいます。もしかしたら、西岡さんには左ハンドルの方が性に合ってるのかもしれませんね。
今回、西岡さんがXT5に乗っていらっしゃった際にも、撮影している際にも思いましたが、ダンディな西岡さんのビジュアルと雰囲気に、キャデラックは絵に描いたようにお似合いだと思います。
西岡:ありがとうございます。今回、アメリカ車の中でもとくにブランド力の高いキャデラックのアンバサダーに選んでいただけたのは光栄だし、アメリカ車が大好きだった親父もあの世で喜んでると思います。広報活動といっても自分自身に何が出来るのかは分かりませんが、今後も「キャデラックが似合う」と言っていただけるよう精進していきたいと思います。
西岡 徳馬
神奈川県横浜市生まれ
神奈川県横浜市出身。玉川大学芸術学部演劇学科卒業後、劇団文学座に10年在籍後、舞台を始めテレビ、映画など幅広く活躍中。
現在は、自身の主宰するドラマスクール・レッドホースヒルズも運営中。
以降、圧倒的な演技力と作品に深みをもたらす存在感で幅広く活躍。近年はバラエティー番組でお笑い芸人のネタを全力で披露するなど、コミカルでユーモアあふれる人柄も広く知られるようになる。
最近の主な出演作として、舞台「メタルマクベスdisc1」「プラトーノフ」「クイーン・エリザベス」「魍魎の匣」「RED&BEAR ~クィーンサンシャイン号殺人事件~」「HELI-X」、映画「関ケ原」「娼年」「ヌヌ子の聖★戦 ~HARAJUKU STORY~」、ドラマ「過保護のカホコ」「小説王」「リカ」「鉄の骨」「家政婦のミタゾノ」など。
2022年にはアメリカテレビ局FXネットワーク制作の新作ドラマ「将軍(原題 : Shōgun」シリーズに出演。