オープン以来、一度は行ってみたいと思っていた『ミツオカ グランドストア(MITSUOKA grand store)』を取材して来ました!
『ミツオカ グランドストア』は、2022年10月に光岡自動車のお膝元である富山県富山市にオープンした、光岡自動車グループ初の『複合ショールーム』です。
明るくてオシャレな二階建ての建物は、一見すると現代的な美術館や博物館といった趣ですが、『フィアット/アバルト富山』と『ティールーム アクティ(actea)』、『ミツオカ富山ショールーム』も併設し、屋外展示場にはキャデラック/シボレーの正規輸入車や、BUBU B.C.D.で直輸入されたフォードやダッジなどのアメリカ車も多数展示されています。
『ミツオカ グランドストア』の2F部分の正式名称は『プレミアムショールーム』と言います。
プレミアムの名に恥じない高級感満点の造りや調度品は、まるで高級ホテルのラウンジという趣で、スペースを贅沢に使って展示された様々なミツオカ車をゆったりと鑑賞出来ます。
富山は光岡自動車発祥の地として有名ですが、実は富山県内でミツオカ車を展示販売しているショールームはこのプレミアムショールームだけであり、日祝祭日には、バディやロックスターといった光岡自動車の人気モデルの実物を見学に訪れるファンが非常に多いとのこと。
また、この2Fショールームでは、四半期に一度くらいのペースで光岡自動車代表取締役社長の光岡章夫氏がライブを開催しており、将来的にはライブハウスとして貸し出す事も検討しているのだとか。
単なるカーディーラーではない『複合ショールーム』の真骨頂と言えるのが『ティールーム アクティ』です。
富山県では珍しい紅茶専門店である『ティールーム アクティ』は、オリジナルの紅茶やスコーンで優雅なティータイムが楽しめるティールームですが、最近は軽食やランチも人気だそうで、フィアット/アバルトや光岡自動車に関係なく、ティータイムや食事だけを目的に来店される若い女性や親子連れのお客様も増えているとのこと。
もちろん、カーディーラーの方で旦那や彼氏がクルマの話をしている間に、奥様や彼女、お子さんが時間を潰す目的で利用されるパターンもあり、オリジナルのスコーンなどは閉店を待たずに売り切れてしまう日があるほどの盛況を誇っています。
この『ティールーム アクティ』は、InstagramやTwitterで新作メニューや営業日といった最新情報を積極的に発信しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!(ページ下のリンクボタンよりご確認いただけます)
『ミツオカ グランドストア』で展示販売している車両は、オープン当初はフィアット/アバルトの正規輸入車と光岡自動車の新旧のモデルのみでしたが、今年からはBUBUのディーラーで取り扱っているアメリカ車も展示しており、購入も可能となっています。
この屋外展示スペースでは、キャデラック/シボレーの正規輸入車の他、フォードやダッジといったBUBU B.C.D.で輸入された魅力的なアメリカ車が多数展示しているのですが、富山県とお隣の新潟県にはキャデラック/シボレーの正規ディーラーが存在しないこともあり、県内だけでなく、北陸の各地からアメリカ車を見学に訪れるファンも多いとのこと。
なお、アメリカ車展示スペースは、売れた分は常に補充するスタイルで営業しているそうなのですが、どういったモデルが入庫するか?は、その時々のBUBU B.C.D.の状況次第だそうで、展示車のラインナップが定期的に変わるのも魅力となっています。
『ミツオカ グランドストア』は、光岡自動車代表取締役社長の光岡章夫氏が、自動車や自動車を取り巻く環境が変わっても存続し続ける『全く新しいショールーム』を目指して企画された『複合ショールーム』であり、既存のカーディーラーとは、その在り方が全く違います。
イタリア車、日本車、アメリカ車、正規輸入車、自社生産車、直輸入車と、国やタイプの異なる車両が一堂に会するカーディーラーとティールームが併設する営業形態は、現状でも他に類を見ないショールームとなっていますが、今後さらにカタチを変えて進化する可能性もあります。
『ミツオカ グランドストア』は、モータリゼーションに関わるメディアとしては非常に興味深い存在であり、また、クルマ好きであれば一度は行って損のない楽しい空間であるのは間違いありません。