BUBU × AMESHA WORLD
“BUBU×アメ車ワールド” 2020 フォード マスタング GTプレミアム

いわゆる外車業界で絶滅寸前の大型2ドアクーペ

“BUBU×アメ車ワールド” 2020 フォード マスタング GTプレミアム

これまた絶滅危惧種の大排気量V8NAエンジンをMTミッションで

文/石山 英次写真/古閑 章郎

大排気量エンジンを搭載した大型2ドアクーペ

2015年に登場した現行マスタングは、2018年にマイナーチェンジし現在に至る。その最大の特徴は、流麗な2ドアクーペスタイル。

それ以前の2014年までのマスタングは復刻モデルと呼ばれ、旧時代のマスタングのデザインを現代のマスタングに導入した復刻ボディであったことから、箱型スタイルが強調されていた。

だが、2015年にフルモデルチェンジした現行型では、復刻ボディという呪縛から解き放たれ、非常に美しいスタイルで登場。いわゆるロングノーズ&ショートデッキの古典的なプロポーションで、特に全高が低く旧型とは全く異なるボディの厚みを感じさせない流麗さがポイント。

しかも各種装備やボディの剛性感、さらにはシフトやブレーキといった走りに関する部分は、旧型比150%アップといってもいいほど進化しており、あくまで個人的な判断だが、アメ車の枠に収まらない、世界基準の外車として十分に通用すると思っている。

しかも、このマスタングクラスのボディサイズの2ドアクーペというライバルが、他メーカーにほとんどいないというのも素晴らしい。

車両イメージ2018年のマイナーチェンジでフロントマスクの変更やヘッドライトのLED化がもたらされている他、ボンネットフードが低くなり、より一段と低くスポーティなデザインとなっている。
車両イメージマグネティックと呼ばれるグレーメタリック。いわゆるちょっと明るいガンメタに近いカラーとブラックホイールとの組み合わせも良好。

GTパフォーマンスパッケージ装着車

例えば、BMWであれば4シリーズ、もしくはM4か。だが、M4は1000万円越えだし搭載エンジンは直6ターボだし、メルセデスならE300クーペというのがあるが、それもイマイチ比較対象にならず(どうもスタイルが箱型ベースっぽい)。

要するに大排気量かつ全高が低い2ドアスポーツクーペを探すと、比較対象となり得るのがレクサス LC、トヨタ スープラあたりしかないのが現状なのだ。

だからこそ、数少ない大型2ドアスポーティクーペとして大いに楽しみたいのである。しかも、この取材車は、V8エンジン搭載のGT。

走行1万2,000キロのBCD車両であり、何より嬉しいのが「GTパフォーマンスパッケージ」装着車であること。

ざっと説明すれば、ブラックホイール、インチアップタイヤに大径ブレンボブレーキ、強化サスペンション、パフォーマンスリアウイングといった走りに関する強化パーツが加えられている。

車両イメージ搭載されるエンジンは5リッターV8。若干の仕様変更で460hp、最大トルク420lb-ftへと進化している。MT車で乗ると一段とサウンド等が気持ちよく感じるから不思議である。
車両イメージフロント255/40R19、リア275/40R19インチタイヤにブレンボ6ポッドキャリパーが装着される。ホイールはブラックペイントされた19インチアルミ。
車両イメージオプションのパフォーマンスパッケージに含まれるリアパフォーマンスリアウイング。比較的大型なウイングであり、デザイン的なマッチングも非常に良好なのはさすが。
車両イメージBCDは、マスタングの在庫車が日本一といっていいほど充実しているから、話を聞くだけでも行ってみる価値はある。パフォーマンス重視なら、シェルビーGT350、マッハ1の展示車もある。

EV時代を前に存続が危ぶまれる5リッターV8エンジン

また「401A」と呼ばれるデジタルメーター、ブラインドスポットモニター、パワーメモリーシート等も装備され、パフォーマンスエキゾーストも装着されているから、めちゃくちゃ野太いV8サウンドが手に入る。

すなわち、マスタング GTの豪華仕様に走りの強化オプションが装着された固有の存在。しかも、ちょっと古っぽさを感じさせるV8エンジンを、6速MTで操れるレアなMT車であり、最新の強固なボディと駆動系と足回りに守られながら思いっきりV8サウンドが楽しめるわけである。

もちろん、時代を考えれば、2.3リッター直4エンジンの存在自体は非常に正しい。しかも、そちらはそちらで十分に楽しい。だが、ここ最近何度も言っているが、近い将来に訪れるEV時代を前にすれば、GTに搭載されている「5リッターV8エンジン」自体の存続が危ぶまれる。

車両イメージタイトな室内空間は現行マスタングならでは。各部の造形も質感も車格にして十分な満足感が得られる。操作性も良好。
車両イメージまるで一回り小さいスポーツカーのようなショートストロークのMT。ゲートも明確でカッチリ入る。クラッチの操作性に慣れれば、十分に楽しめるだけのシフトだと思う。
車両イメージクラッチはそれほど重くなくクセもないから操作しやすく、右手と左足のリズムが取りやすい。ペダル配置も非常に扱いやすい適切な位置。
車両イメージ「マスタングはチャレンジャーと比較してもMT車のファンが多い」ということだから、取材車のようなオーソドックスな「GT」のMT車を求める方も多くいるはずだし、シンプルなボディも非常に素敵だ。

アメ車好きなら生涯一度くらいは大排気量V8NAエンジンを

だからこそ、アメ車好きなら生涯一度くらいは大排気量V8NAエンジンに乗っておきたい。プラスしてMT車が操れるなら、「V8+MT車」という絶滅危惧種にも一度は触れて欲しいと思うわけである。

ちなみに、もっと速いのが好みなら、BCDにはシェルビーGT350やマッハ1といったスペシャルモデルたちが展示されているからそちらに進むのも手ではある。

一方で、そう言った「派手めなマシンはちょっとな…」と思うならば、取材個体のようなシンプルなGTこそがオススメだと思う。

で、BCDの場合、そうした希望を叶えるマスタングの在庫車が日本一といっていいほど充実しているから、話を聞くだけでも行ってみる価値はある。

しかも、そこに展示されている車両が、またBCD独自の車両であるから、程度や整備に不安を感じることがないこともわかるはずである。

簡単に説明すれば、現地アメリカ、カリフォルニアにBUBUの支社があり、そこが車両の事故の有無、走行距離、インテリアの消耗度等を精査する。

そして現地で100キロ程度試走し、現地ディーラーにて履歴をチェック&必要があればリコール等の整備を受けて日本に輸入されているから、そこらの中古車とは明らかに質が違う。

「何か瑕疵があれば隠して売ってしまおう」というショップがある一方で、「何かあった大変だから、すべてチェックして何も起きそうもない車両を売ろう」というのがBCDであるから、車両の質が違うのも当然なのである(商売としての考え方からして全く違う)。

車両イメージ現代車さながらのデジタルメーターは401Aに含まれる装備。アナログの良さも認めつつ、様々なインフォーメーションが楽しめるデジタルメーターもマスタングに似合う。
車両イメージこちらもパフォーマンスパッケージ内に含まれる油圧プレッシャー&バキュームゲージ。まるでシェルビーGT350のようだ。
車両イメージシートはオーソドックスなバケットタイプのレザーシート。適度なホールド性で車両によくマッチしている。

BUBUだけの3年後50%保証システム 「B.C.D 50プラン」(中古車)

しかもBCDには「50プラン(フィフティプラン)」という中古車購入の独自プランが存在しており、購入時に3年後の買取価格50%保証してくれる。すなわち、仮に700万円の車両の場合、半額の350万円を保証してくれるということだから、これまで以上に購入しやすいとも思うわけである。

1:3年後の買取価格50%保証
2:1年間の長期保証(新車は3年間)
3:メンテナンスパック(1年点検2回とオイル、フィルター2回交換)
etc(2023年2月現在プランが変更となっておりますので詳細はBUBU横浜にお問合せ下さい)

BCDは、V8GT、エコブースト、コンバーチブル、さらにはマッハ1、シェルビーGT350と、マスタングの販売に関しては、国内で群を抜いている(新車も中古車も含め)。

 そういう意味では数をこなしている分だけ情報量や整備量が違うし、常に最新モデルを扱っていることもあって、同時に常にフォードの最新メカニカルインフォメーションにも触れ、電子デバイスを所有していることから、購入後の安心感もまったく違うのである(だから数を販売できているとも言える)。

車両イメージBCDは、適切な状態の車両を輸入し、独自の購入プランを持ち、そして適切なアフターフォローによって、直輸入車のネガティブ要素を可能な限り少なくするようにしている。
車両イメージ2021年から電子デバイスVCM3が導入され、2021年車以降の車両にも対応できる準備が整えられている。
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