早速、発表されたばかりの2024モデルをご紹介
実車を見て、聞いて、触れてわかったこと
文/石山 英次写真/古閑 章郎
5月10日(金)に発表された2024年モデルを5月13日(月)に見てきた。
<発表されたラングラー2024年モデル>
■「アンリミテッド・スポーツ」:799万円 ←実車あり
■「アンリミテッド・サハラ):839万円 ←実車あり
■「アンリミテッド・ルビコン」:889万円 ←実車あり
■「アンリミテッド・ルビコン ハイベロシティ」:899万円 10台限定
■「アンリミテッド・サハラ ローンチエディション」:849万円 300台限定 ←実車あり
取材店舗であるジープ西東京には発表されたラングラー、上記5モデル(限定モデル合わせ)のうち4台の実車があり、個人的に興味を持っていた「スポーツ」と「サハラ」を見比べることができ、非常に有意義だった。
で、エントリーグレードと言われる「スポーツ」であるが、実車を見るとサイドステップが付いていない。だから、これをファミリーカーとして使うのはどうなのか? ちょっと現実的ではないような・・・・。
聞けば、「スポーツ」にサイドステップを後付けすることは可能ということだが、当然その分のコストがかかる。
となると、「サハラ」の価格帯に近づいてしまうのではないか? という疑問が湧いた。
一方、「サハラ」をベースにした「サハラ ローンチエディション」(限定300台)の実車もあり、これがまた非常に良いボディカラーだった。
通常ラインナップの「サハラ」は二色のボディカラー(ブライトホワイトC/C、ブラックC/C)しかなく、ルーフやフェンダーも同色カラーになる。
一方、「スポーツ」や「ルビコン」には四色のボディカラー(ブライトホワイトC/C、ブラックC/C、ファイヤークラッカーレッド C/C、グラナイトクリスタルメタリック C/C)があり、ルーフとフェンダーはブラックとなるから、ツートーンカラーとなる等の違いがある。
で、「サハラ」を選び、かつ白黒以外のボディカラーが欲しいという事なら、「サハラ ローンチエディション」は非常に魅力的なカラーになるはず(ベースカラー+10万円という価格帯も現実的)。
また「サハラ」のフロントグリルにはプラチナシルバーのグリルサラウンドが採用されているから、ひと目で違いがわかる。
さらに「サハラ」にはオールシーズンタイヤが装着されているから、街中での乗り心地が一般SUVのそれに近いと思う。
だが、「スポーツ」にはオールテレイン、「ルビコン」にはマッド&テレインタイヤが装着されているから、それぞれの得意分野の走りにおいては際立つだろうが、一般走行をメインに考えるならやはり「サハラ」に行き着くのではないだろうか。
となると、「サハラ」が販売のメインということになるのだろう。というのが実車を見ての率直な感想である。
「サハラ」の2023年モデルの価格が870万円だったから、2024年モデルに進化し、それでいて839万円ということだから、価格的に若干買いやすくなり、装備が充実しインフォテイメントが進化し、サイドカーテンエアバッグが付く等、安全装備も高まっていることを考えれば、2023年モデルよりは断然お買い得と言えるだろう。
後日フェアが行われ試乗も可能になるということだから、気になる方は試乗してみることをオススメする。