BUBU × AMESHA WORLD
“BUBU×アメ車ワールド” 2019 シボレー コルベット グランスポーツ vol.2

「今あえてコルベットC7」とBCDが推す理由とは?

“BUBU×アメ車ワールド” 2019 シボレー コルベット グランスポーツ vol.2

FRコルベット最上モデルとしてのグランドスポーツ

文/石山 英次写真/古閑 章郎

2020年はFR最終モデルのC7に特化

さて、改めてBCDとはどんな存在か。BUBUのBCDとは、個性豊かなアメリカンハイパフォーマンス車に特化した直輸入を行っている部門である。その特徴とは、直輸入する車両が基本「中古車」であること。ときに新車も直輸入するというが、販売の中心は本国程度良好の中古車である。

で、BCDの優れたポイントが、カリフォルニアに自社の日本法人を持つこと。すなわち、第三者(現地アメリカン)を介入せずに車両の見極めができる。

アメリカに行けばわかるが、クルマの扱われ方が日本とはまるで異なる。言ってしまえば雑である。そんな国の中古車を日本に持ち込もうとすれば、日本人気質に合わない車両が持ち込まれることだってあるはず。

だがBCDでは、現地日本人スタッフが車両を見極めるから、外装や内装、さらには距離といった部分にまでこだわり、あえて日本人向けの車両をセレクトすることが可能になる。だから中古車としての質が非常に高い。

今回紹介したC7 グランスポーツも660キロ走行のほぼ新車。以前紹介したグランスポーツは8000キロ走行車だったが、これまた内外装のクオリティがしっかり確保されていた。

そういった中でBCDが2020年に特化すると公言しているのがコルベット C7。

もちろん、他のコルベット、たとえばC6にもアンテナは張り巡らせているとはいうが、実際には現地のでの走行距離や車両コンディション、価格等のバランスが崩れてきていると言われており、一転C7はつい数カ月前まで現役だったこともあり、コンディション良好の車両がまだ数多い。

車両イメージBUBUのBCDとは、アメリカンハイパフォーマンス車に特化した直輸入を行っている部門。BUBU横浜ではヴィンテージカーも多数展示されているから歴代コルベットを直視できる。
車両イメージ車両やBCDに関する特徴を丁寧かつ穏やかに説明してくれる鈴木氏。「まずは在庫車を確認しに来て欲しいですね」と語ってくれた。
車両イメージECU全盛時代の最新車両にも対応可能な機器とノウハウを揃える工場を完備する。

くわえて日本にC7の中古車があまりないという事実と、直輸入であれば本国仕様に近い状態で乗れるというメリットもあるということで、昨年末からすでに十数台の個体が海を渡り、しかも実際に売れている。

だが、BCDが主張する一番のポイントが、「FR最終モデルのC7」ということ。

世界中を見渡しても約70年に迫るスポーツカーの歴史を持つ車両はほとんどない。しかもBCDにはヴィンテージ部門もあり、そちらではC1からC2、C3といった旧車を積極的に取り扱っている。

そうした流れをも汲む「コルベットFR最終モデルにこそ、今乗って欲しい」という想いがBCDのC7には詰まっているのである。

で、もろもろ説明を受け、筆者的が思う買う側のメリットとしては、BCDは常に在庫主義であるから、実車を目の前に商談が可能になる。よくある「買うなら輸入しますよ」というショップとはまるで異なるから、個体の程度を確認することができるだけに、安心感がぜんぜん違う。

もうひとつが、現代の最新車両に触れるのにはそれなりの機器と能力とノウハウがないと無理と言われているが、BCDにはそのすべて揃っている。

まず機器を揃えるだけでも100万円超の単位でコストがかかるからすべてのショップが機器を揃えることは不可能と言われている=そういうショップは、その時点で現代車両のメカニズムに対応することは不可能になる。対応というのは、整備だけでなく、調整及びリコール等の処置である。

現代の最新車両は、ECU全盛の時代の車両だからこそ、まずは機器を揃える必要が絶対にある。そしてノウハウ。多くの車両に対応することで集積するデータであるが、BCDの場合、同系列にGMディーラーがあるだけに、そうしたノウハウも他店とは比べ物にならない。

つまり、程度良好の車両のみならず、こうしたもろもろの能力がBCDの真骨頂であり、FR最終モデルの、最上のC7を買うには最適なショップであるということである。

車両イメージ取材当時にはC1コルベットが展示されていた。すなわちC1からC7というこの振り幅の大きさがBCDならではであり、日本中探しても少ない本格的な歴代コルベット販売店とも言えるのである。
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